アンデシュ・ルースルンド/ベリエ・ヘルストレム

Anders Roslund & Börge Hellström

(スウェーデン)

 

 スウェーデンの二人組による、ストックホルム警察警視、エヴェルト・グレーンスを主人公にした社会派のミステリー。登場人物がそれぞれ皆過去を背負って生きている。透明感のある文章。スウェーデンという土地柄か、民族色が薄く万人に読みやすい。マルティン・ベック、クルト・ヴァランダーというスウェーデン警察小説の系譜もきっちりと受け継いでいる。

 

 

「野獣」2004年)

原題:Odjuret「野獣」

ドイツ語題:Die Betie 「野獣」

 

「蒼ざめた天使」(2004)

原題:Box 21 「コインロッカー二十一番」

ドイツ語題:blasse engel 「蒼ざめた天使」

 

「死の罠」2006年)

原題:Edward Finningans Upprättelse「エドヴァルド・フィニガンの矯正」

ドイツ語題:Todes Falle「死の罠」

 

 

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